初めて心の病と言われた時

夫も私も狐につままれた気持ちでした
でも、もしかしたらそれは
私だけだったのかもしれませんが‥

夫の中では
解っていたことかもしれません

空は晴れているのに
いつまでも心は厚い雲に覆われている

何だろう?これって
自分はどうしてしまったのだろう‥
何をしても喜べない..
人と話すのがうっとうしい
もしかしたら‥

笑顔が絶えなかった夫が
笑わなくなって
お酒を飲まない夫が
朝から吐いている‥

私の料理が合わないのか?
いやいや、みんな同じもの食べてるし‥

ある日‥
「病院に行こうかな?」

初めて知った心療内科というところ..
一緒に行きました

想像していたところと違って
ゆったりとした待合室
自由に珈琲が飲めて
心に関する本ばかりが並んでいました

ここから始まった夫の病名は

『適応障害』

今年で20年‥
ずっとお付き合いしています

一番近くに居ながら
なかなか理解が出来なかった妻でした

ひどい時は
「何故、言われたことが出来ないの!」
「何故、普通に出来ないの!」
「何故、心の病になんてなったの!」
「今まで出来ていて何故今出来ないの!」

まだまだあります
まだまだ酷いことを言い続けてきました

私も疲れ果てるくらい
私自身壊れてしまうくらい‥

ある日、夫が一冊の冊子を
黙って私に手渡しました

産業医が管理者に配布した
『職場の人のウツを見逃さないために』

読みました
隅から隅まで読みました

そして私は泣きました

今まで私が叫んできた言葉は
最低だったと‥
一番言ってはいけない言葉だったと..

それから私は言わなくなりました

何でもかんでも
受け入れているわけではありませんが
言ってはいけない境界線を決めました

これ以上言ってはいけない言葉..
今はちゃんと解っています

夫を死に追いやるのは簡単なんです

ずっと言ってきた「大丈夫だよ」を
全て「頑張れ!」に変えるだけで
夫は多分自らの命を絶つでしょう

これを、逃げと解釈するのはやめてください
ここで夫に
「それでも生きて頑張れ!」は
トドメを刺すことと同じですから..

休職になってしまったのは
誰のせいでもありません

ただ、上司からの厳しい声が続いたとき
夫は崩れていきました

誰のことも責めない夫..
いつの間にかそうなった..
だけど、そうなりたかったわけじゃない

心の病は‥心の『病』なのです

誰も好き好んでなったわけではありません
それはどんな病気でも同じですが..

どんな病気でも..

体の病も心の病も病気なのですから..

夫は甘えてなどいないのです
甘えられたらどんなに楽だろう?

今、夫は私には甘えているのかもしれません
でも、世の中の旦那さんって
外では毅然としていても奥さんに甘えますよね

それと一緒の甘えです

唯一甘えられるのは私にだけですから..

理解してあげられなかったときは
そんな甘えさえ許さなかったかもしれません

辛かっただろうな?

傍にいる人は
この病を理解したときに
やっと楽になる気がします

適応障害は
治ったり治らなかったりではなく
調子が良かったり良くなかったりの繰り返しです

良い時を長く保てるよう
私はこれからも支えていきます

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プロフィール

iomama

Author:iomama
夫は適応障害になり
今年で20年..
二度の休職は
夫にとっても私にとっても
とても辛いものでした

何があっても
共に歩んでいきます

夫も私も泣く日もありますが
笑う日もたくさんあります

夫が悪いのではない
誰かが悪いのではない

不安の真ん中に
今はすっぽり
包まれてしまっているだけ..

そんな夫の傍にいることが
私の役目だと思っています

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